【ネタバレなし】RPG「オクトパストラベラー」10時間プレイしてみての感想【ニンテンドースイッチ】

2019年4月13日

DjtLqZwUUAAll5K
 

プレイ時間10時間程(2章の最初のイベントクリアまで)の感想です。

なお、この記事は主に「こういうゲームで自分はこう感じた」といった紹介で、ストーリーのネタバレではないので安心してください

ただ、ゲームシステムや画像を掲載しているので微バレになるかもなのでそこはご注意くださいw 序盤だし大したネタバレじゃないけど、それでもまっさらな状態でプレイしたい人はちとご注意をw
 

ちなみに前回からの続きの記事なので良かったらそちらもお読みください。
 

さて、プレイ時間は10時間になってだいたいゲームが分かってきました。
全員仲間にして、そのトレサの2章のイベントをクリアしたところです。

面白いです。

自分のツイッターでもチラホラ書いてますが、久々に面白いゲームに出会えたと思っています。細かいところを丁寧に作ってあるんですよね。ユーザー目線で作ってあって「こうあってほしい」というところが再現されていてストレスを感じません。

最近自分は格ゲーといった短いスパンで楽しめるゲームに慣れてしまって、RPGは長いしなかなかプレイするにも腰が重いのですがすっかりハマっておりますw
 

戦闘システムのブーストとブレイク

ot02_03
▲ブースト3つ(MAX)使用時
 

前回記事ではまだよく分かってなく、パワーアップすると書いただけでしたがようやく分かってきました。

各キャラのターン毎に右上のゲージ(玉)が1つ増え、その増えた分だけブーストができます。
2つ増えれば2つ分、3つ増えれば3つ分で、好きな数の分を任意でブーストできます。

ブーストすると攻撃回数が増えます。
通常攻撃や必殺技、魔法も同様
です。
関節魔法の場合は状態異常のターン数が増えます。

また、戦闘システムはブーストの他にブレイクがあり、それは敵の弱点を突いた攻撃をすると敵をショック(気絶)させるもので、ブーストすると攻撃回数が増えるのでブレイクさせる確率が上がるわけです。

このゲームの敵は基本的に強いので(特にボス系)、いかにこのブレイクを発生させるかが肝となるようです。

戦闘も面白いですよ。
RPGの面白さの1つはやはり戦闘なので大事ですよね。

ot02_04
▲ブーストを仲間に分け与えるスキルも。
 

ファストトラベルで移動

ot02_01

一度行ったことがある町などはマップから瞬時に移動できます。
ロマサガみたいな感じですね。

ただ、仲間にした直後のイベント中はできなく、最初はなんでできないんだろう? と困ってましたがw
 

ココが良い

「盗む」で苦労しない

ot02_02

昔のFFがそうですが、ボスから貴重品を盗むのに何回何十回何百回もやって苦労した覚えがあります。
それにわざわざそのためにゲームの進行もストップするし、この不毛な作業もどうかなぁと思っていました。

今作はボスから盗めるのは回復系のアイテムと決まっているようで安心しました(もはや今時のRPGはそうなってるかな?最近あまりプレイしてないけど)。
また、盗むなどの行動も確率が表示されて目に見えるのでストレスがありませんし、敵のHPを減らしていけば(未確認)確率も上がっていきます。
 

スマホゲームや社会人向けにダラダラしていない

ot02_08

ある程度ゲームをプレイすると分かるんですが、基本的に1つの町などに行ってイベント発生→ダンジョン→ボス→イベントクリアの流れのようです。

ダンジョンも1、2時間くらいで終わり、そこまでひどい無意味な迷路もなくて広くもありません。
この辺りのどれくらい時間がかかってキリ良く終わるのかが予想がついて遊びやすく、おそらくメインターゲットであろう30~40代の社会人向けに感じられます。
 

ボス戦前には大抵HPやSP(MPのこと)を回復させる道具屋がいたりセーブポイントもあります。

セーブポイントや回復は最近ではよくあるゆとり仕様かなぁと思ったら、途中からボスが一気に強くなったのでセーブポイントは良かったですねw
逆に開発陣もそれも分かっていて、セーブポイントがあるからこそボスを強くできるんですよね。

また、SPを回復させるアイテムがあったりするから楽勝じゃない? と思いがちですが、途中からはそんなことは無かったですw(まだあるキャラの2章ボスしか倒してないのですが)。

1度そのままボス戦に臨んだらボロ負けでしたw
特技で敵のHPを調べてみたら、さすがにこれは勝てるわけないと思って少々レベル上げをしたくらいです。

ot02_15
▲各エリアやダンジョンで推奨レベルが表示され、更にダンジョンに入らなくても表示されるのが地味に良い
 

ボスが強いと手応えがあって攻略のしがいや戦略性があって面白いです。

更にその辺りのバランスも上手くできており、レベル上げもそこまで時間がかかってストレスが溜まるものではなく、ちょっとダンジョンに潜ってレベル上げ、武具を強化するくらいで倒せました。

といっても、回復系の道具も大量に買って全力でボス戦に臨んだのですが、戦闘時間は約1時間という長期戦でしたw

長い戦闘時間でしたが、ボスも強くその緊張感や戦略性が面白かったです。
 

ただ、ボスもそうですが、ザコもHPが高いので戦闘に時間がかかるのが賛否両論みたいですねぇ。自分は問題ないですがw

ザコ敵も若干個体差があり、同じ敵でも弱点がランダムで違っている場合もあるので単調でないんですよね。
ザコ戦も面白くしようというのが感じられます。

ちなみに戦闘時間の長さはそこはハードがスイッチなので、いっそ途中でスリープできますしw
 

BGMが良い

西木康智さんという方が作曲されているのですが、特に自分は中ボスのバトル曲が好きでサントラを買いました。

ot02_16
 

■ボスバトル2

 

インタビューも読むと、昔ながらのJRPGの面白さを再現したいというこだわりを感じます。
【『オクトパストラベラー』インタビュー】RPG世代として、ユーザーと自分をガッカリさせない音楽を作る。西木康智氏の“進化”への挑戦(1/2)

音楽が昔のゲームのようにキャッチー、メロディをメインに打ち出しているんですよね。

他のバトル曲やプリムロゼのテーマ、サンランド地方が好きです。
 

 

他にもゲームで色々と良い部分はありますが、今回はちょっと割愛w
 

ちょっと気になったところ

仲間にする意味

ot02_11

最初の記事にも書いたんですが、仲間にするときシナリオ上仲間にする必要がないなぁと思って一人旅しようと思ったのですが、結局は仲間にして道中のイベントをこなして強くならないと、選んだ主人公の本筋のシナリオもなかなか進められないんですよねw

で、結局仲間にしたわけですが、仲間にする際のキャラ同士の絡みの会話が無いのでなんでこのキャラが仲間になるんだろう? とやはり必然性を感じなかったりします。

でもこの部分はゲームコンセプトで昔ながらのRPG、テーブルトークRPGをイメージしているようなので納得です。
今風のゲームと違って全てを語るものではないんですよね。
そこは各プレイヤーで想像、補完すれば良いという楽しみ方のゲームです。

とは言え、それでもちょっとは気にはなっているんですが、こういうのものかと納得して割り切っていますがw
 

そういったストーリー全般はおそらく開発者も分かっているんでしょうね。
最初はシナリオ重視のRPGにしてたそうですが、途中でバッサリ変えたようです。

以下を読むと昔ながらのプレイヤーの想像力に委ねて冒険させるRPGに変えたことで納得します。

【『オクトパストラベラー』インタビュー】1年弱かけて作ったシナリオを捨てる英断。そこから生まれた“ロールプレイ”の旅(1/2)
 

オマケ

老婆との試合

騎士オルベリクは固有スキルで町の人と試合ができます。


 
キサマッ…! ただの老婆ではないなッ!!
 

ちなみに情報を見たらただの老婆に見えるのだけど…w

ot02_09

若いときは大魔法使いだったのか…?w

…とまあ、あれこれ妄想するのも楽しいw
 

ot02_14

あとになってまた再試合して勝ちました。
 

ot02_12

ot02_13

気絶しているだけですが、お年寄り相手にちょっとひどいw
 

大聖堂の神官から盗む

盗賊テリアンの固有スキルは町の人からアイテムを盗めますが…

ot02_06

ot02_07

大聖堂の神官からアイテムを盗みます…w
しかもこの町に住んでいるオフィーリアが仲間で目の前にいるのにw
 

現在の総評・まとめ

何度も繰り返していますが、面白いです。
久々に良いゲームだなぁと感じてプレイしています。

FC~SFC辺りのFFやロマサガ、クロノトリガーなどが好きな人向け、王道、安心して遊べるRPGに感じます。
特に細かい部分にバランスやチューニング、配慮がされているのが良いんですよね。

インタビューも読むと、やはり30~40代の昔ながらのRPGを体験した世代向けに感じますが、そこはやはりストーリー重視ではなく、プレイヤーの想像力に委ねて冒険させる作りだと思います。
最近のRPGはSFが混ざったり中二病的なものも多いですが、このゲームは純ファンタジーの世界観で広い世代に通じる普遍的なシナリオで、今のところ各キャラクターにそれぞれの行動原理があり、単にラスボスを倒すための勧善懲悪に感じないのも良いですね。

昔のRPG世代向けですが、それでも現代の技術でリファインされているのもまた良いです。
いくらドット絵が好きでもそういったレガシーな技術だけで構成されていると厳しいのが現実です…。

そこで、グラフィックの背景は3Dを使いつつもテクスチャーはドット絵調、遠近感や光源処理をしてキレイでその部分が上手く融合されていると思います。
こういった統一感は大事だと感じます。

また、宝箱も昔のRPGで見えない隠し通路にあったように、2Dと3Dを融合させてちょっとだけ分かりづらくも丁度良い塩梅で配置されていたりもします。

ot02_17
▲高低差の視覚を利用してちょっと分かりづらくしたりもしています
 

さてさて、それではもうちょっとプレイを続けてみようと思います。
 

無料体験版もあるのでまずはプレイしてみるのが吉かと思います。
体験版のセーブもそのまま製品版に引き継がれるのも良いですね。

ニンテンドースイッチを持っている人には是非プレイしてみてもらいたいです!
 

前回の記事も合わせて読んでいただけたら幸いです。
【スイッチ】「オクトパストラベラー」をプレイしてみた。SFC時代のFF、ロマサガ好きなら楽しめるRPGかも!
 

紹介動画

 

公式サイト
http://www.jp.square-enix.com/octopathtraveler/